PiXiV-077

『残されし者たち』

投稿日:2009年01月24日 23:51

---------------------------------------------------------------------------

【ティスカリ・コンツェルン】

------------------------------------------------------------------------------------------

第1次ピクロボ大戦末期、ラストサマー戦に参加した『きんぐ・かもにょげらー』は突如として消息を絶った。
秘密結社ロストブラッドの資金のほとんどを注ぎ込んで完成させた『きんぐ・かもにょげらー』と
セバスチャン、ルクシアを失い、ロストブラッドの戦力は大幅に低下。
加えてナーサ嬢を失ったコトによる士気の低下はロストブラッドに壊滅的なダメージを与えた。
ロストブラッドその活動をほぼ停止状態に追い込まれたのである。

その結果、『秘密結社軍』の活動から完全に脱落するコトとなり、
秘密裏に進められていた『総合体計画』にも関わるコトができなかった。
そのまま消滅するかと想われたロストブラッドを救ったのは、なんと『かもにょげらー』であった。

第1次ピクロボ大戦終結後、ティスカリ家配下の小さな玩具会社『ティストーイ社』が製作・販売した、
『かもにょげらー』を模したぬいぐるみ『かもにょぐるみ』が空前の大ヒット。
コレにより、ティスカリ家は再興の道を歩み始める。

『かもにょぐるみ』の大ヒットによって得た資金を元に他業種にも事業を拡大、
14年を経た現在『ティスカリ・コンツェルン』と呼ばれる巨大複合企業体に成長を遂げたのである。

この間、秘密結社ロストブラッドは存続はしていたが、情報収集程度の活動しかしていなかったようだ。
だが、コレほどの巨大企業体ともなればかなり深い裏の情報も手に入るようになる。
そしてこの不安定な世界が、その裏では表向き以上に不安定で危険なバランスの上に成り立っているコトを知る。

この世界の平和はいつか崩れるであろう。
その時のために備えなければならない。

ティスカリ卿の命の下、『秘密結社ロストブラッド』は正義の『秘密組織ロストブラッド』として新生したのである。

------------------------------------------------------------------------------------------

【ティスカリ・コンツェルン】

ダンテ・F・ティスカリ卿が会長を務める巨大複合企業体。
配下の企業は数十社を数えるが、その筆頭とされるのは玩具会社ティストーイ社である。
生活雑貨から重工業までありとあらゆる業種に進出しているが、兵器産業にだけは手を出していない。
新たな侵略軍の魔の手に対して立ち上がった『民間独立軍』に対しては
資金面で協力しており、重要なスポンサーの1つである。

------------------------------------------------------------------------------------------

【ティストーイ社】

【ネタをカタチに】をキャッチフレーズにする玩具会社。
社長はヴァド・ロゥラン氏。
元は小さな玩具工場に過ぎなかったが、第1次ピクロボ大戦終結後に発売した『かもにょぐるみ』が空前の大ヒット。
コレがティスカリ家再興、そして『ティスカリ・コンツェルン』の礎となった。
その後も順調に業績を伸ばしており、プラモデル『ピクロボシリーズ』や

家庭用TVゲーム機用ソフト『ピクロボ大戦シリーズ』で名高い。
『ギル魂ストラップ』は民間独立軍の企画した販促商品であるが、その製造を行っているのは当社である。

-----------------------------------------------------------------------------------------

【ダンテ・F・ティスカリ卿】

長い歴史を誇るティスカリ家の現当主。
ティスカリ・コンツェルン会長にしてロストブラッドNo.01。
56歳。
怪ロボット『かもにょげらー』を使っての非合法活動によりティスカリ家再興を試みた
ティスカリ卿であったが、その夢は実を結ばず、結果として一人娘のナーサと
執事のセバスチャン、メイドのルクシアの3人を失うと云う悲劇をもたらしてしまった。
コレを嘆いたティスカリ卿はロストブラッドの非合法活動を凍結。
再興の夢は潰えたかに観えた。
だが、配下の玩具会社『ティストーイ社』が発売した『かもにょぐるみ』が空前の大ヒット。
コレによって得た多額の資金を元にティスカリ卿は玩具業界のみならず他業種に事業を拡大。
現在では『ティスカリ・コンツェルン』と呼ばれる巨大複合企業体に成長を遂げたのである。
莫大な資金を得たティスカリ卿は秘密裏に新ロボット『かもばーど』を完成させた。
正義の秘密組織『新生ロストブラッド』の誕生である。
新たな侵略軍『ヴァリアント軍』『宇宙海賊軍』に対して、
表向きはティスカリ・コンツェルン会長として『民間独立軍』に資金援助を行う一方、
裏では秘密組織ロストブラッドを『民間独立軍』に直接戦力として参加させている。

-----------------------------------------------------------------------------------------

【鴨沢芹】

ティスカリ・コンツェルン会長秘書にしてロストブラッドNo.19。
31歳。
本来ならば、ナーサと同年齢であり、14年前は同じ学校に在籍していた。
学校内における護衛であったワケだが、消失事件によりナーサは行方不明。
『一時的な行方不明であり必ず還って来る』との見解から護衛の任は解かれず、
実質は何もするコトが無いと云う状態であった。
ナーサが居ないコトを紛らわすかのごとく、持て余した時間を勉学に没頭、
その後、高校から大学卒業まで学年主席の成績を残す。
その才媛振りからティスカリ卿の秘書として抜擢。
その後は、昼は会長秘書(兼護衛)として働き、夜は諜報活動で闇を駆ける鴨忍者である。
いつ眠っているのか判んないワーカホリックな人。

-----------------------------------------------------------------------------------------

【ヴァド・ロゥラン】

玩具会社ティストーイ社社長にしてロストブラッドNo.10。
64歳。
【ネタをカタチに】はティストーイ社の社是であり、同時にロゥラン氏の信念である。
その姿勢は第1次ピクロボ大戦直後に『かもにょぐるみ』を発売したコトに顕著に現れていると云えよう。
また、プラモデル『ピクロボシリーズ』にて『ヴァルト』のバリエーションを
全種プラモデル化すると云う暴挙を断行しており、プラモデル業界の金字塔として語られている。
秘密結社ロストブラッドにおいては、下部組織である【研究所】にて様々な特殊メカや装備品を
考案・製作する指揮を執っており、『かもにょげらー』や『かもばーど』の設計・製造を行った。

-----------------------------------------------------------------------------------------

【セオドア】

ティスカリ家ペットにしてロストブラッドNo.26。
19歳。
14年前、ピクニックに出掛けたナーサ、セバスチャン、ルクシア一行に出くわし、
パニクって襲い掛かるもセバスチャンにノックアウトされたクマ。
その後、ロストブラッドに身を寄せガーディアンとして拠点防衛を任されている。
ぶっちゃけ番犬ならぬ番熊である。

---------------------------------------------------------------------------

BaCK