PiXiV-066

『南極軍接収機動兵器-ペンギヌス・ペンテスト』

投稿日:2008年12月28日 01:05

---------------------------------------------------------------------------

続・ピクロボ企画【あるは外伝】投稿作。
熱きペンギンの物語に捧ぐ。

---------------------------------------------------------------------------

- この胸の連合の灯は消えない -

『ペンギヌス』の改良試作機。全高19.99m。

第一次ピクロボ大戦当時、異世界軍が地球圏環境に
適合した機体として開発したペンギン型ロボ『ペンギヌス』。
大戦末期には量産段階にまで達していたが、その量産機部隊が『かもにょげらー』1機に
大敗すると云う事態が発生し、早くも改良が模索されていた。

『ペンギヌス』は『かもにょげらー』と同じく、操縦系にモビルトレースシステムを
採用していたのだが、パイロットの肉体的疲労が大きい上に、
その疲労がそのまま機体動作に影響を及ぼしてしまうと云う欠点があった。
ペンギヌスの性能を充分に発揮するためにはパイロットが強靭な肉体を持つ必要があったのだ。

『かもにょげらーが化物なんじゃない。かもにょげらーのパイロットが化物なんだ』

命からがら帰還したペンギヌス量産機部隊の1人の言である。

本機はその欠点を払拭するため、操縦系をモビルトレースシステムから
脳波コントロールに変更した改良試作型である。
また機体自体も改良され全体的にパワーアップしている。

アムンゼン・スコット基地を占拠した異世界軍により製造されていたのだが、
ペー助大尉(当時)率いるペンギン部隊によりアムンゼン・スコット基地は奪回され、
本機は地球連合軍に接収された。

脳波コントロールであるため、本機のコクピットに操縦桿や操縦ペダルなどは無い。
云い換えれば、操縦するために操縦桿や操縦ペダルを操作する必要が無い…。
つまり『ペンギンでも操縦できる』機体であった!!

『ペンテスト(嵐)』と名付けられた機体はそのままペンギン部隊の所属機とされ、
ペー助大尉(当時)の専用機とされた。
その後、少佐に昇進、監査局統合監査部部長となり南極を離れた際には、
その後継者であるペン太少佐の専用機となったが、
現在は再びペー助元少将の専用機に戻っている。

---------------------------------------------------------------------------

BaCK