PiXiV-045

『エルレア』

投稿日:2008年10月10日 00:43

企画『第1次ロボット大戦』の派生企画『ピクロボチョコ』。
『ピクロボ』に参加したロボットをカード付き菓子のカードに仕立てると云う企画に参加した絵。

異世界軍ペンギン型ロボット『ペンギヌス』のパイロット。

『ペンギヌス』は、地球侵略に想わぬ苦戦を強いられた異世界軍が
地球製のロボットを研究するために建造したロボットである。
秘密結社軍の『かもにょげらー』を元にしつつ
異世界軍の技術で造られた超高出力なジェネレータを搭載しており、
単純な性能比較では『かもにょげらー』の数倍のパワーを誇る。

しかし、基本的には研究用の実験機であり、
エルレアの役割もあくまでテストパイロット。
もちろん、テストパイロットたる者、機体性能を限界まで引き出せなくては意味が無く、
エルレアもエースパイロット級の腕前を持っている。

基本的な性能テストをクリアした『ペンギヌス』は実戦に投入されたが、
コレも実際の戦場におけるデータ収集が目的であった。
作戦の成功は二の次であり、機体に多少の損害を受けただけで
作戦遂行を断念して撤退するコトも多い。
逆に云えば、このコトが『かもにょげらー』との幾度にも渡る熱き闘いを生んだと云えよう。

『ペンギヌス』が予定の実戦テストを終え、『量産型ペンギヌス』が生産され始めたのは
第1次ピクロボ大戦も末期であり、残念ながら戦局の大勢に影響を与えるコトは無かった。

だが、実験機としての役を終え、また全軍総力戦となったラストサマー戦においては、
『ペンギヌス』は後顧の憂い無く全力で闘うコトが可能であり、
『かもにょげらー』と最後まで死闘を演じるコトとなる。
荒波逆巻く海岸での死闘は、『ペンギヌスの槍』が
『かもにょげらー』のツインガスタービンエンジンの片肺を貫くも、
『かもにょげらー』の反撃により『ペンギヌス』は大破。
遂に死闘に終止符が打たれたのであった。

なお、奇跡的に無傷であった『ペンギヌス』のジェネレータは
『ロストブラッド』によって回収され、『かもにょげらー』に搭載される。
その超高出力は後の『きんぐ・かもにょげらー』計画の文字通りの動力源となったのである。

なお、最後の戦闘以後、エルレアは消息不明。
地球侵略を諦めて撤退した異世界軍の中にもその姿は無かったと云う。

BaCK