PiXiV-027

『ロストブラッド・海へ』

投稿日:2008年08月17日 18:18

企画『第1次ロボット大戦』の派生企画『ピクロボチョコ』。
『ピクロボ』に参加したロボットをカード付き菓子のカードに仕立てると云う企画…。
…の更に企画内企画『聖あほのこ海兵隊』に参加した絵。

ざばぁ。海面を割り、白い砂浜に【かもにょげらー】が姿を現す。

『お嬢様、到着でございます』
『お疲れ様です。爺や』
『今回は間違いはないと想われます』

砂浜には先客が居た。
大小さまざまな機体が砂浜のアチコチに駐機している。
その中でも目立っているのは異世界軍の巨大ロボ【アックスオーガ】。
目的地はココに間違いなかった。
ナーサ、セバスチャン、ルクシアの3人が砂浜に降りる。
その時!

『秘密結社軍にスゲェ執事が居るって聞いたが、アンタのコトか?』

岩場の上に現れた男!

『どうだい?オレと勝負をしないか?』

賢明なる読者諸君にはもうお判りであろう。
彼こそ異世界軍に勇名を轟かせるデッケン・タラムスその人であった!!

『勝負の方法はアンタに選ばせてやろう』

デッケンがニヤリと笑う。
どんな勝負でもオレは負けないぜ、と云う自信に溢れた笑みだ。
なんとカッコイイ男であろう!
コレで手足に【じゃしんおーちゃん】や【ぶしんおーちゃん】がまとわりついておらず、
その手にエクスイカバーを握ってさえいなければ完璧であったろう。

『…では【現地直産海鮮料理勝負】は如何でしょう?』
『なに…!?』
『本日のために、かもにょげらーには充分な食材を用意しておりますが、
現地で獲れた新鮮な食材に優るモノはありません。この海で食材を獲り、
その料理で皆様により喜んで戴いた方が勝ちでございます』
『おもしれぇ!その勝負、乗ったぜ!!』
『手加減はしませんぞ』

海に向かって突進する2人の男。

『爺やー。無茶はいけませんよー』
『他にもやるコトはあるのですからホドホドにして下さいね』

ナーサとルクシアの声援(?)を背に、熱い漢の熱い闘いは始まったのであった。

…その晩の夕食は異常に豪華だったと云う…。

BaCK